僕 と 父 と 声

魔法の声 声はボールだった

父はスポーツが大好きだった。
父のもとで勉強したいという人が来ると、
まず「走っとけ」と言う。

父の奏でる3つの和音にもその絶対的な性格があった。

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振動と一等賞

よく運動会が嫌いだったという奴がいる。
僕は大好きだった。

石灰にまみれた白いほこりの中を騎馬の音楽とピストルのスタート合図が心臓の鼓動を早くする。

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絵本は声に出して読もう

僕は好きな絵本が多い方かもしれない。
僕の家には、絵本がとにかくたくさんあったからだ。

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響きとリズム

父のお弟子さんには楽器奏者が多くいた。特にピアニストが多いことで有名だった。
父は歌い手だ。なのになぜピアニストが多いのか不思議に思ったことがあった。
その答えはすぐにわかった。

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エンジン音とひとつになれ

父は乗り物が好きだった。自動車、飛行機、船、新幹線。
旅の多い生活だったからであろう。
よく父は僕を車に乗せて遊びに連れて行ってくれた。

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