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自分の声を使って、本来の自分につながる

「あなたは自分の声に自信がありますか?」
「あなたにとって声とはなんですか?」
あらためて問われると多くの方が、少し返答に詰まるのではないかと思います。
いつも使っているのに、いつも意識を向けているものでもないですよね。

自分の声について、特に褒められたことも、ダメだと言われたこともないのに「なんとなく自信がない」という状態になりがちなのはなぜでしょうか。
それは、声が人や社会とのコミュニケーションの接点だからです。
声は、自分を表現する方法である一方で、自分を抑えて社会に合わせていくために使われることもあります。自分を抑えることは、あまり意識することのない経験として積み重なります。子どもの頃に「静かにしなさい」と言われたことや、大人になってからも「あなたの言っている意味はよくわからない」と冷たくされたときの負の感情というものが、声とは直接関係がなくても、なんとなく声に結びつけて蓄積されていきます。そしてそれは本人にもよくわからない心のブレーキとして強化されます。

それでは、どのように声を捉えることができるのでしょうか。
私たちは「プレゼンのときはこの声で」とか「謝罪会見のときはこの声で」という方法を指導するアプローチをしていません。このアプローチでは、自分を社会に合わせていくことを続けるサイクルから抜け出せず、心のブレーキを助長することになってしまうからです。

私たちは声を「音」として捉えています。その「音」を観察し続けます。
「声」として捉えたままだと、言語情報も多く含まれているイメージではないでしょうか。多くの方は、言語情報を目にしたり聞いたりすると、すぐに自分と他人とを比較することをはじめてしまいますが、「音」にしてみると何も優劣が存在しないことに気づくことができます。

今、あなたが出している「音」は、あなたの身体にしか出せないもの、こう考えると自分の音が愛おしく感じられませんか。
あなたにしか出せないその音は唯一無二のものです。
それはとても美しいことだと思いませんか。

「いい声の出し方」、「伝わる話し方」という知識を自分の外側に探すのではなく、自分の身体の音に気づき、その美しさに触れてみましょう。自分の音に意識を向けることが声の学びには必要です。
自分自身が驚くほど美しく心地良い音色に出会うことができます。

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