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「今」は「終わり」でできている

響塾の文子です。

「10年で10作の舞台を作る」と、楠瀬先生に言われた時には 想像もできない遠~い未来だった瞬間が、もう目の前です。

振り返れば、自分の体力や声や熱意に自信が持てなくて、響塾を辞めさせてもらおうと思ったこともありました。病気や怪我にも見舞われながら、ここまで続けてこられたのは、先生や仲間、家族の支えがあったから。ただただ感謝です。

完成した10作目の楽曲が私たちに手渡されたのは昨年の夏。毎年この瞬間は「今年はいったいどんな世界に行けるんだろう」とワクワクするけれど、今回は少し違っていました。
だってこれが最後の作品。あぁ、ついに終わりが来る…終わりが来てしまうんだ~!と切ない気持ちでいっぱいの私が目にした新曲の詞には、けれど、こう書かれていました。

「終わりは来るものじゃない」

ん?終わりは来るものじゃない?
いやいや、来るよね、終わり…

いったいどういうことだろう。
先生は何を伝えようとしているんだろう。
毎日デモを聴きながら考えていました。

「終わり」が「来る」んじゃなかったら、私たちが「終わり」に向かって「行く」のかな。そして辿り着いた「終わり」のその先にも 連綿と続く毎日を、休む間もなく歩いて行く。
苦しかったことの「終わり」は嬉しくほっとするし、楽しかったことの「終わり」は悲しく寂しい。でもどちらも経験や思い出として、新しく歩む日々の糧になる。想いの大きさの分だけ、大切な財産になる。
私たちの「今」は、これまで通り越してきた 数えきれない「終わり」でできているのだ。

そう思い至った時、すべての歌詞がストンと胸の中に落ちてきました。そして同時に、この10年 自分を包んでくれていた、先生の愛情や仲間の笑顔、心を裸にできる居心地の良い空間…そんな得難く、もうすぐingでなくなってしまうものたちの愛おしさを再認識してしまったのでした。

あ~あ、やっぱり寂しいよ!!(笑)

でも、悲しくはないんだよね。

私たちの10年を締めくくるLAST SONGは、SAD SONGではなくて、希望に満ちたとびきりのHAPPY SONG。始まりの扉を開く終わりの歌を、ぜひ受け取ってください。

響舞2019
2019年3月10日(日)16:00開場/16:30開演
ラゾーナ川崎プラザソル
https://www.breavo-para.com/event/kyomai/
皆さまのお越しをお待ちしております。

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