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中竹 竜二 なかたけ りゅうじ
1973年福岡県生まれ。早稲田大学人間科学部卒。ラグビー部に所属し、同部主将を務め、大学選手権準優勝をおさめる。卒業後英国留学で社会学を専攻。帰国後、(株)三菱総合研究所に入社。スポーツ・教育政策、地域活性化、人材育成を専門に従事。2006年に三協フロンテア(株)に入社し、早稲田大学ラグビー蹴球部監督就任。2007年度、2008年度で大学選手権2連覇を達成。

早稲田大学ラグビー蹴球部公式サイト
www.wasedarugby.com
シナリオを「伝える声」。
それを僕はここで知った。
  • 中竹さんがエグゼクティブトレーニングを受けられた経緯をお聞かせ下さい
  • 早稲田大学ラグビー蹴球部監督を引き受ける前から、講演をする機会も多かったのですが、声のとおりや滑舌が悪く、聞き取りにくいといわれることがありました。特に滑舌を改善したいと考え、アナウンス講座などの資料も目にはしましたが、しっくりくるものがありませんでした。また、滑舌ばかりが良くなったとしても、それはそれで自分らしくないように感じていました。

    監督に就任して当初は、勝つための「戦術」を考えることを重要視していたのですが、監督の仕事を続けていくうちに、チームのパフォーマンスを高めるためには、選手達に「いかに伝えるか」が、根本的に重要だと考えるに到りました。そんな中、社会人アメリカンフットボールのオービックシーガルズの練習を見学したことをきっかけに、同チームのコーチでもあるBreavo-paraの新生インストラクターと知り合う機会があり、Breavo-paraを知りました。自分自身、人材育成の仕事にも携わっていましたので、これまでも様々なメソッドに触れていましたが、Breavo-paraのメソッドによって、「伝えること」を根本から変えられるのではないかと直感しレッスンを始めることにしました。

  • 実際にレッスンを受けられた感想はいかがでしたか?
  • 響きは「背中で鳴らす」ということが衝撃的でした。レッスンの後は、毎日グラウンドでも試合中でも、自分の響きが「伝わっているか」ということを常に確認していました。グラウンドでは、背中のポイントを緩めるために(※カイロヴォーカリゼイション:発声のため重要な背中側4箇所のケア)専任のトレーナーをつけていました。

    響きに大きな変化が感じられたのは12月の大学選手権の頃、集中してセッションを受けた後です。身体に響かせるという感覚が掴めてきて、チームのミーティングなど、人前で話すことに余裕が出来ました。講演の評判もよくなりました。自分の頭にある伝えたいイメージを響きで表現できるようになった、という感じでしょうか。

    同時にメンタル面での効果として、レッスンで学んだ発声によって「腹が据わる」ようになりました。その頃は、(トーナメント戦のため)一回でも試合に負けたら終わりという非常に厳しい状況でしたが、そのような状況で「地に足がついて」いられたのは、レッスンを受けたタイミングもとても良かったのだと思います。

    また、僕はVSS(ビジョン、ストーリー、シナリオ)の中にシナリオがあります。監督としてある状況でどんな答えを選択していくのか。そのシナリオを選手に伝えます。伝える声。それをここで僕は学べました。

  • ラグビー部員の数名の方がレッスンをうけられましたがどのような成果がありましたか?
  • おとなしかった選手が、大きな声を出せるようになったことで、リーダーシップを発揮するようになり、大学選手権の決勝戦でも大活躍しました。声が出るようになったことで自信がついたのでしょう。
    また、早稲田では、ベンチ入りする選手が試合前に全部員の前で決意表明をするのですが、いつもは小さい声の選手が、決勝戦の前にとても大きな声で決意を話したんです。レッスン中、その選手の大きな声を聞いた他の選手に、『その声で決意発表しろよ!』と指摘され、『俺はいいよ。プレーで見せるから。』と返事をしたら、「お前は良くても聞いているほうはイヤなんだよ!」と切り返されたのだそうです(笑)

    スポーツチームですから、試合に出られない選手もいます。しかし試合に出る選手の語る言葉や態度に『本気』の決意を感じる事が出来れば、自分が試合に出られなくても仲間を心から応援することが出来るものです。人前で話すことの重要さ、相手がどう感じているのかなどを考える経験ができたことで、彼らにとって得るものも大きかったのではと思います。

    また、声を出すことで浮足立ちそうになる選手の重心をうまく下げることができたと思います。ビッグゲームではロッカールームでラグビー部の部歌を歌うのですが、気合いが入りすぎるとこの部歌も喉だけで怒鳴るような大声になりがちです。そういうときは地に足がつかない様な感じになってしまっていいプレーが出来ない。そこで関東学院戦(2008年12月20日 大学選手権1回戦・早大対関東学院大)では、レッスンでやったことをヒントに「今日は床を響かせるようにして歌おう」と話しました。この時は部歌が響き渡り、「覚悟が決まった」感触がありました。ただ声が大きければよいというものでもないという気づきでしたね。

  • Breavo-paraエグゼクティブトレーニングのどのような点に共感されましたか?
  • まず、私がレッスンを受ける目的をしっかりと理解してもらった上で、カスタマイズされたプログラムに沿ってレッスンが進められる点で非常に安心感がありました。パッケージされたプログラムではないということです。自分では思ったこと・感じていることを素直に、新生さん楠瀬さんに伝えるように意識していました。
    (インストラクター新生談「中竹さんはレッスンの受け方がとても上手でした。特に印象的だったのは、【1】インストラクターが伝えたことをまず極端にやってみて、それから修正を試みる【2】やってみて感じたことをインストラクターに伝える、という2点です。これが早い成果に繋がったのだと思います。」また、レッスンでは「いくら失敗しても良い」という形で進められるので、出来ないことや誤りを指摘されることが苦手な若い世代にも受け入れられやすいのではないかと思います。そして世の中の多くの方が、このメソッドを潜在的に必要としているのではと感じています。

  • これから中竹さんは御自身の響きと「どのように生きて」いかれますか?
  • 例えば、選手がよくないプレーをしたときには、ただ「だめだ!」と言うのではなく、「よくなかった場面を(選手の頭の中に)再現」することで「何がダメだったのか」を伝わりやすくするように心がけています。そのためにも、声の響きで情景をしっかりと選手にイメージさせることによって伝えていきたいのです。これからも「伝え」ること、「指導」することを続けていきますが、伝えるということはどんなかたちであれ継続していこうと思っています。そして響きを大事に使い声を使うことで「共有」していきたいと考えています。「響かせ伝える」ということが、いちばん大事なことなのではないかと感じています。
早稲田大学ラグビー蹴球部監督
中竹 竜二

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