雨の多い季節になってきました。なぜかそんな時期に聴きたくなるアルバムってあるものですね。今月ご紹介しますアルバムはブラジルのピアニストJoao Donato(ジョアン・ドナート)です。1960年代ブラジルでは新しい音楽のスタイルが産まれました。ボサノヴァと呼ばれるスタイルの音楽です。Breavo-paraでもボサノヴァアーティストをたくさんご紹介してきましたが、この音楽スタイルが産まれた瞬間にその場にいたアーティストです。その他アントニオ・カルロス・ジョビン、ジョアン・ジルベルトなど歴史的なアーティストのひとりです。彼らは10代の頃「シナトラファイネル・クラブ」という小さなクラブに集まっていた無名の少年たちでした。サンバ、ジャズ、フランス音楽がそのクラブでは毎日のように演奏されていたそうです。その中から少しずつ新しい形の音楽へ移行していきます。その形がボサノヴァと呼ばれるスタイルです。そのスタイルはあっという間にアメリカに渡り、多大なる影響を与えました。このアルバムはボサノヴァという言葉が世に産まれた時と同時にリリースされた名盤です。どんなコンテンツにも原点というものがあります。原点には迷いのない音があります。是非、ボサノヴァの産まれた姿の音楽をお楽しみ下さい。
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