声を響かせる

音とは音源の振動により、媒体(例えば空気)が振動し、その振動が波のように広がって伝わったものです。その音を何かしら視覚的に捉えようとした時、この同じ形の波が上下に周期的に繰り返す振動の様子を(波形 として)表示するのが一般的です。その波形を決めているのは、音の中の倍音の含み具合です。

声の源となる声帯振動の倍音の強さは、周波数が高い程弱くなります。喉声というのは、この音声の音色に近くなります。この声帯振動を、声道 、さらに胸郭や鼻腔、副鼻腔で共鳴 させることにより、その人固有の周波数の特定帯域ごとに倍音が増幅され、声の響きが大きくなります。この増幅される周波数成分のピークをフォルマント と呼び、人の可聴域(およそ20Hz~20kHz)の何箇所かに存在し、その位置は母音によっても変化します。

フォルマントを決めるのは、声道の長さ(声帯から口を出るまでの道のり)が優位なので、発声時の喉頭の位置によってフォルマントも変化します。発声の仕方である程度コントロールできるのです。

声というのは、よく言われる「声帯の長短で決まる」というような単純なものではなく、声帯の弾力性はもちろん、骨格や筋肉のバランス、発声時の身体状態と大きく相関を持つこのフォルマントが、その響きに影響を与えています。

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