楠瀬誠志郎のブレイヴォーパラ日記

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2007年08月 アーカイブ

2007年08月17日

浮自由(ふじゆう)

今、とても面白いコラボレイションを行っている。版画という独特の手法による作品と音をひとつの線の上にのせるというものなのです。版画家三瓶光夫くんは日本版画界の若手では飛び抜けて面白い作品を発表している。まったく下ごしらえをせず一気に削り落としていく言わばジャズである。今回発表する作品を受け取って、浮ばせる音をぶつけていった。ぶつけながら版画が受けて取る音だけを取り込んでいった。そこには大きな○(円)を産んでいた。版画という手法は素敵である。自分の想いを彫り、削り最後は紙を合わせ剥がすという。自分では何ひとつコントロールできない仕上げと出逢える事だ。陶器の窯と全く同じ考え方なのかもしれない。同じ版でもまったく違う表情をしているから面白い。このコラボレイションで学んだことは「自由の所在地」という感触です。音と版画がそれぞれのスタンスで同じテーマをうたい、音楽の所在地でもなく、版画の所在地でもない浮遊物独特の時間軸が想像していた以上に面白かった。これを手にして下さった方の生活に少し違う時間軸を提供できれば嬉しい。浮自由(ふじゆう)とても愛おしいレーベルです。

2007年08月18日

レッスン

今日は7Session目のレッスンを担当し、調和アンサンブル・ヴォイスオーケストレイションをみんなで制作した。とても有意義な時間であった。みんなひとりひとりがしっかりとアートの意識を持って響かせている。けして簡単な題材ではない、それを楽しみながら吸収していく力が、僕は嬉しかった。自分を表現し、調和するアート。この普遍的アートはなくしてはいけないと思った。

2007年08月29日

エントランスソース

今、エントランスソースの制作をしています。音と人間のカラダの関係はとても深淵で静かな関係を僕は持っていると思う。「聴く」という関係ではなく、「あびる・感じる」という神経での関係です。人間のカラダは意外とデリケートに出来ていると思います。「聴く」機能を一瞬止め、「感じる」機能を働かせる。そのひとつとして僕は毎月このソースを創っています。

9月よりVESのレッスンが始まった。発声表現指導家を育成していくクラスで、今5人のメンバーと毎週進めている。まだまだだが、発声表現の素質をじゅうぶんに兼ね備えているメンバーである。指導者の少ないこの世界で、彼らがきっと何かを変えてくれることを願って、人間としても魅力あるこの5人が美しく自分を表現でき、またたくさんの人に響きのある歓びを伝え、人の歓びを自分の歓びのように感じられる人になってくれることが僕の願いです。
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