「場」と「声」の空間性

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インプロビゼーションという言葉がある。音楽家には日常的に使われている言葉である。
「即興演奏」という意味がスタンダードかもしれない。対談のいちばん面白いところはその即興性ではないだろうか。スピーチ、プレゼン、TEDとは違う生々しい予想のできないものがそこに存在する。

この日は「第三の道」という概念を提唱されている由佐美加子さんとの対談であった。

彼女は実にフェアな声を持っていた。対談という生々しい空間であるものが、洗い流されたかように清潔に整う。声に変な演出がない。そのままの音色に好奇心が宿っている。
引き出そう引き出そうとする強引な音色ではなく、
そうなんだ!そうなんだ!
というポジティブな音色が鳴り続ける。

由佐さんのフェアな音色に僕は彼女の提唱される「場」というものの本性を感じずにはいられない。人が人としての存在を認識できる音色を彼女は世界各地で自然に習得されてきたのだろう。

この日は由佐美加子のフェアな好奇心の音色に僕は泳いでいた。

由佐さんの対談レポートはこちらでご覧いただけます。
http://www.cc-creators.com/daisan201503_03/