音で空間を変えるとは?

1.音は形を持つ

宇宙の原理に、全ては音からはじまった、というものがあります。
にわかに信じがたい話かもしれませんが、例えば植物の形や模様は、それぞれにある特定の音を水に放った時に描かれる紋様と、ほぼ同じ形になります。水はその音を全て受け入れ、色も形も自由自在に変化させます。水と音の相互作用により、亀の甲羅、花、くらげなどの生物の模様や形が創られていったのです。
塩や砂で音を可視化した「クラドニ図形」をご覧になったことがある方は多いのではないでしょうか。

2.音は水に最も作用する

音は水に最も作用します。水は音を伝播、記憶することにとても長けています。音は人の可聴域外にも存在し、その振動のエネルギーは小さくても、何らかの作用をするものです。そして、植物の幹や種にはそんな「ある特定の音を捉えたい」という意志が働いていると言われています。例えば、一斉に桜が咲き始める、というのは何かしらの音が、水を介して作用しているのかもしれません。

このように、音に生命活動を活性化する作用があることは昔から知られています。人体に関しては、ギリシャ神話では、オルフェウスが竪琴を弾いて病を治し、旧約聖書では、ユダヤの王サウルのうつ病をダビデが竪琴を弾いて治します。古代エジプトでは、僧侶や医師が魂の治療薬として詠唱を医療に組み入れていたそうです。
身近なところでは、モーツァルトの音楽を聴かせると植物が良く育つ、といったような話が有名です。

3.音で空間を変えるとは?

人の体も50〜80%は水でできています。

人の心や体は、受け入れやすい素材、状態でなければ決して響きません。心や体の緊張は一定の音と響くことができない状態にあります。その緊張を緩められるような音を発しているのか、あるいは緊張を増長する音なのか。音を放つ側と受ける側が響き合い、受け取る側の意志が働くことで、はじめて自分の言葉が受け入れられ、相手の心に響きます。

形あるものは全て振動、音で成り立ちます。声も、言葉も、たとえ目には見えなくても、必ずミクロの世界では形を成しているのです。

自分自身が発している音にどんな感情、意志を乗せているのか。どんな言葉にどんな感情、意志を乗せているのか。それがどのように空間に響き、相手に届いているのか。

相手が緊張を緩められ、安心できる音で空間を創る。

そんな音は、自分自身の声の響きはもちろん、背景音でもその空間を創ることができます。そのために、私たちは背景音にもこだわっています。

今回、丸の内朝大学のアートボイスメソッドクラスでは、専用のスピーカを使用し、その背景音でも心や身体の緊張を緩められるような空間創りをしていきます。そして、そこに本当の自分の声の響きを重ねた調和の世界を創り、その世界を体感して頂きます。

お申込締切は10月15日の午前0時です。
https://asadaigaku.jp/archives/asadai_kouza/2018au_voice