世界に「伝わる声」

この夏、ブレイヴォーパラキッズプロジェクトは、リトルアンバサダーの皆さんへ声の講座を実施してきました。

主催のIWC Japan さんからは、子供たちに「伝わる声」を意識してプレゼンテーションをしてほしいのです、という想いをいただきました。

欧米の幼児教育では、子供が自分の感情を乗せた表現力を高める教育が重視されているのに対し、日本では自分の感情を抑えてしまう音読教育がまだ中心となっているそうです。
感情をきちんと乗せられる発声とは? それをできるだけ早い時期に子供たちに知ってもらいたいというご要望でした。

今回、私たちが意図したことは、
1.自分の声に意識を向ける
2.自分の声を大切にする
3.そして、お友達の声を大切にする
4.その自分の声を丁寧に届けて、お友達の声を丁寧に受け取る
5.大きな空間に大きく響かせる
です。

いつも、ビジネスパーソンの皆さんから、
「数百名の前で、挨拶やスピーチをする機会が増えてきたのですが、どうしても緊張してしまいます」
という相談をよく受けます。

この時、私たちがお伝えしているのは、
・あなたの声はいつでもあなたの一番の味方です
・あなたの声はあなたの気持ちを落ち着かせてくれるものです
ですね。

これらに十分に意識を向けないまま、資料のこと、ボディランゲージや聴衆からの評価を気にしすぎて、かえって不安が膨らんでしまっていると思います。
会場の人とひとつになろう、そもそもひとつなんだという感覚を持たずに、うまくやる方法を探しすぎてしまうのですね。

このようなオトナのフクザツな状況を踏まえて、原点に立ち返ると、何をスタート地点にするべきかが見えてきます。

それは、
・「自分の声っておもしろいかも」
・「自分は、なかなかいい声しているかも」
・「声と身体ってつながっているんだな」
という感覚です。

子供の頃に自分の声を肯定することで、自尊感情が高まっていき、それがお友達の声と存在そのものを大切にすることにつながると思います。
プレゼンテーションやスピーチも、双方向のコミュニケーションの延長であり、聴衆や会場と一体になることが身体の感覚としてあれば、そもそも過剰な緊張や不安というものは生まれてこないと思っています。

すでに国籍の枠を越えて、世界の人々と信頼の輪を広げているリトルアンバサダーのみんなが、自分の声を通して、一人ひとりが存在しているだけで価値があるという感覚を掴んでくれたらいいなと思います。
もちろん、国際会議の場では、自分の気持ちをまっすぐに伝えてくれることでしょう。

何にでもチャレンジしていくみんなの姿勢が、声を通しても伝わってきたよ。
素敵な声をありがとう!